こんばんは!夜更かしのしすぎ&急激な冷え込みで,熱が出てしまったデイビッドです.何とか卒論の原案を提出し一息つけました.気が抜けてやられてしまったようです.皆さまも暖かくしてお過ごしください!
さて!そうこうしているうちに,世界的に注目を集めているアメリカの宇宙ベンチャー企業SpaceX社(CEO:イーロン・マスク氏)の特大ロケット「ファルコン・ヘビー( Falcon Heavy )」の初打ち上げが迫っています.この企業のすごいところはなんといっても,民間企業ながら,ロケットを自前で作り,NASAとも連携しているところ.それだけでもすごいのですが,コスト削減のため,打ち上げたロケットの一部を地上に帰還させる技術を実用化した点も特筆すべきところです.この技術には,日本人の方が制御工学の面で関わっておられたとか!コストが削減されれば,今よりもっとロケットの打ち上げを増やすことができます.そうなれば,より宇宙に衛星などを送りやすくなり,宇宙産業の発展につながるわけです.その点で素晴らしいテクノロジーですよね.
(ファルコンヘビーの諸元 Falcon Heavy | SpaceXより)
そして,今回のファルコンヘビーが注目に値する理由の1つは,その大きさです.
その規格外の大きさ故に,過去アポロ計画などで活躍した史上最大のロケット「Saturn Ⅴ」に次ぐ打ち上げ能力で,火星周回軌道まで約17トンのペイロード(積載物)を運ぶことができるのだとか.CEOのマスク氏の遊び心?話題作り?で,ペイロードには,同氏がCEOを務める電気自動車会社テスラ・モーターズの赤い自動車と人形が!(もうちょっと役立ちそうなもの載せろよ)
もう1つの理由は,ロケットブースター3つを上述の技術を用いて,帰還させる点です.技術的に同機の元になっている小さなロケットFalcon 9のstage 1 (ロケットの第1段部)の帰還の瞬間は衝撃でした.↓
(ファルコン 9 垂直着陸 falcon 9 landing)
初づくしなので,同氏も今回の打ち上げは失敗の可能性は大いにあると述べていました.航空宇宙業界はどの業界にもまして,失敗の許されない業界と言われていますが,トライアンドエラーが成長の鍵であることは変わりませんよね!ともあれ成功することをお祈りしましょう!
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