月面基地が実現!?世界的な月探査の機運!

こんにちはこんばんは!

皆さん月は好きですか?

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Aldrin Gazes at Tranquility Base | NASA より)

僕は大好きです.

毎晩夜空に浮かんでキラキラ輝くあの星に人間が行くことなんてできるんでしょうか?

幼い頃から,どうして何光年も先に探査機を送ることができるのに,38万kmぽっち(のところにある月にもう一度行かないんだろう?

月に住むことはできるのかな?

なんて妄想していました.

でもそれももう夢物語ではなく,現実のものになるかもしれません.

月探査の機運が高まっている昨今.

どう月探査するの?

月面基地の実現?

気になる~~

ということで調べてみたことをつらつら書きます!

 月探査

月探査の目的

そもそも月探査をする目的ですが,これはいろーーんな理由があります.なんにせよ,人類の活動領域を広げるという行為ですから,細かい理由・利点はありますが,人間全体にとって重要なことなんじゃないかと思います.

考えられる大まかな利点を挙げれば

  • 科学的知見の増大
  • 貴重な資源の採掘・採集
  • 経済活動の拡大・発展

などでしょうか.未知の領域ですから可能性は無限大なわけですね.もっと面白いこと思い付いた人がいたら今後のために隠し持っておくといいかもしれませんね(ビジネス顔)

現役月探査機

ルナ・リコネイサンス・オービター

NASAの探査機.高度50kmという低高度の極周回軌道から月面を観測し,分解能は50cm!将来の月面への有人探査ミッションに備えて,月面の地形や環境を詳細に調査し,有益かつ安全な着陸地点を選定する上での情報を収集しています.

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セレーネ(かぐや)

JAXAの探査機.月がどうやってできたのかを解明すること,将来の月の利用のためのさまざまなデータを集めることが目的.14種類の観測機器が搭載されていて,月全体の元素や鉱物の分布,地形や表層付近の地下構造,磁場やプラズマなどの環境を調べています.

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チャンドラヤーン1

インドの探査機.月面の地形や鉱物分布を調べる月周回探査機.NASAや欧州宇宙機関などが開発する観測機器も搭載され,地表面の詳細観測のほか,月の南極付近の水の有無なども調査.

チャンア1,2,3

中国が国家的プロジェクトとして進めている月探査計画「嫦娥計画」の探査機.周回機,着陸機,サンプルリターンという3種類の探査機を段階的に月に送りこむ.2013年12月14日に「嫦娥3号」が世界で3か国目となる月面着陸を果たした.

http://www.jaxa.jp/article/special/lunar/exploration_j.htmlより)

最新月探査

最近の話題としては,JAXA(宇宙科学研究所)が開発中の小型月着陸実証機SLIMがあります.

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SLIM (Smart Lander for Investigating Moon) とは、将来の月惑星探査に必要なピンポイント着陸技術を研究し、それを小型探査機で月面にて実証する計画です。
SLIMを実現することで、我々人類は、従来の「降りやすいところに降りる」着陸ではなく、「降りたいところに降りる」着陸へ、と質的な転換を果たすことになります。これを実現することで、月よりもリソース制約の厳しい惑星への着陸も現実のものとなってきます。

昨今、対象となる天体についての知見が増え、探査すべき内容が今までより具体的になっているため、探査対象の付近への高精度着陸が必要となります。

さらに、将来の太陽系科学探査においてはより高性能な観測装置を搭載する必要が出てくるでしょう。その時のために、探査機システムを軽量化し、その分、観測装置にリソース配分ができるよう、探査機の軽量化は欠かせません。

SLIMでは、ピンポイント着陸技術と、小型で軽量な探査機システムの実現を目標とし、将来の月惑星探査に貢献することを目指しています。

Request Rejected

いきなり基地をどーんは難しいですから,こういう形で少しずつ進めていくんですね!

研究室ではこういったプロジェクトへの参加も積極的にしていきたいと考えています.困難なことは当然たくさんあると思いますが,楽しみです!

NASAでは,近々月の極域に無人探査ローバーを送ることを計画しているほか,次世代有人宇宙船「オリオン」による有人月探査を、2020年までに実現する予定.4名のクルーを乗せた「オリオン」は,別々のロケット「アレス」で打ち上げられた月着陸船と月軌道上でドッキングし月面へ向かうのだそう.

月面基地の実現

月面基地ってきいただけでワクワクしますが,実現したら何が嬉しいんでしょうか.

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http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/moon_base.htmlより)

月面基地建設の利点

  • 地球へのエネルギー供給が可能?

月の表面にはヘリウム3と呼ばれる分子がたくさん存在することが分かっています.このヘリウム3は核融合発電の燃料となる物質で,莫大なエネルギーを生み出しうるということです!レーザーによる送伝システムが実現すれば,地球へエネルギーを送ることも可能となるのだとか!

  • 天体観測するなら月!

月には空気がありません!それゆえ星からの光が何にも遮られず直接表面に届きます.観測精度が地球よりも格段に良くなるわけです.また,月の夜は表面が安定した低温となるため観測ノイズが減ることや月の裏側では地球からの人工的な電波が少ないなどの利点があります.

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(NASA)

  • 特異な環境の実験施設

月の重力は地球の6分の1です.この特異な環境を使って,重力の小さな環境でのカルシウムの流出の様子や関節炎などの重力が治癒の妨げとなっている病の治療に関する研究であったり心臓の機能や血液循環に関する研究などで成果が期待できます.このほか,月で野菜を育てれば,大きさが6倍になる可能性があるそうです.もし実現すれば月での食料確保は容易になるかもしれませんね!

  • 他惑星の探査の拠点

月で長期滞在技術を培うことで,火星などの他惑星などへの探査・移住に生かすことができます.重力が小さいので,ロケット打ち上げの燃料を節約できるなどの利点もあります.

月面基地の建設

  • 居住施設は地中へ

月は大気を持たないので,表面は強い宇宙線(放射能)が降り注いでいます.それゆえ,地中に居住施設を作ることが有力視されています.

  • 極点付近が有力?

地球でも北極や南極では昼が非常に長いです.月でも同様に,極点付近では,昼が長いため,太陽光発電による電力供給の点で有利なため,各施設は極点付近に建設することが考えられています.

以上,月探査・月面基地についてまとめてみました!

調べ学習の発表みたいな形になってますがご了承ください笑

参考:

https://www.miraikan.jst.go.jp/sp/deep_science/topics/28/02.html
宇宙情報センター / SPACE INFORMATION CENTER トップページ
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