ここだけのハナシ!東大院 航空宇宙 院試体験秘話

予想以上に記事を見てくださっている方がいてとっても嬉しく思います.ありがとうございます!今後も好き勝手にぼやきますが,気が向いたらいつでも見に来てくださいね.

さて今回は,「東大院 航空宇宙 院試体験秘話」というテーマでお話したいと思います!

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やはり当日のお話をするのが一番かなと思いますので,そのときの経験・思ったことなどをつらつら書きます!

勉強法についてもまとめてありますのでどうぞ!

1日目

1日目はTOEFLと数学でした.時間割はこんな感じ.

TOEFL 9:00〜11:30

数学 13:00〜15:30

航空宇宙工学専攻の試験室は確か工学部棟8号館の地下.

そこそこ大きい試験室で,3人座れる長机が3 × 15〜20くらいあって,150〜200人くらい収容できそうな感じでした.僕の年は倍率2倍くらいだったので,1つの机に2人座る形で,120名弱が受験していたと思います.

会場の雰囲気としては,ぽつぽつ話し声が聞こえる程度で騒がしくはなかったです.

内部生同士での会話がやっぱり多かったかな?

試験開始10分か15分くらい前まで試験室で参考書見るなりしてていいんですが,不正防止?のため一度受験票だけ持って外に出るように指示されます.試験室ドア付近で,受験番号順に受験票の顔写真と本人の顔チェックをしてから試験室に入ります.これは休み時間が挟まると毎回やってました.顔チェックの後はトイレにも原則出れなかったように思います.

TOEFLの直前はずっと参考書に付いてた音源を聴いてました.

試験開始のために顔チェックをし,席について,全員が座るのを待って,問題冊子等が配られました.その後注意事項などが読み上げられてましたが,海外から受験している人もいたようで,英語によるアナウンスも重ねて試験監督の方がしていました.

しばらくの待機のあと

9:00に試験開始!

まずはリスニングからなので落ち着いて説明を聴きながら,問題スタートまで構えます.

いよいよリスニングパートがスタート!

練習の甲斐あってそこそこ聴き取れるなぁ〜

あれ?やっぱ長い文章きついな……拾いきれない……

考え込んでる時間はないので適当にマークして次に備える

むむむ……ききそびれた、、、

つぎだつぎ!ぬふう……

ってな具合でリスニングは完敗.とれても6割5分くらいか……クッソーなんて思ってるうちに

リスニング終了〜〜

そこから文法セクションが始まります.文法セクションは25分間で40問を解きます.1問あたり30秒ほどで解答していかなければ間に合いません.ただ,文法は何度もやったのでかなりスラスラ解けました.迷う問題が2問ほどありましたが,適当にマークしてとりあえず最後まで解きました.時間をみると残り1分程度あったので,わからなかった問題に戻り,見直しました.基本的にTOEFLは見直しに戻る時間はないですし,しない方がいいんですが,余ったので軽く戻りました.

そして文法セクションが終了.

文法はぼちぼち.

すかさずリーディングの時間が始まります.

リーディングは5題を55分で解くので,大問ひとつにつき10分程度で解答を終える必要があります.

まず大問1!

先に軽く問題に目を通してから,ざっと文章を読みきり,問題に突入.

リーディングは案外しょーもないこと聞いてくるので,確実に解答を選んでいきます.

中盤に出てくる,語彙がわかってれば秒殺できる問題は時短にとても重要で,この問題が知ってる単語関連なのとそうでないのとではエラい違いなんです.

終盤に出てくる,間違ってるものを選びなさい問題とかが他の選択肢が合ってるかを確認しに戻らなきゃいけないことが往々にしてあるので,時間がかかってつらい……

そんなこんなでなんとか最後まで解き切って試験終了を迎えました.

ひーーつかれた

トータルは7割くらいかな……

外部生は専門分野で内部生に比べ不利なんで英語で多少高得点取りたかったのですが…まぁ及第点でしょう…

答案が回収され休み時間に.

何を思ったかお昼買うの忘れてたんで早足で赤門前のコンビニに向かったんですが大混雑!!待ってられねえな、、ってことで,隣にあった中華料理屋さんが中華弁当売ってたので,そこでチンジャオロース弁当を購入.試験室近くまで戻って外で食べました.美味しかったです.

さて次は数学……ラプラス変換出て欲しいなぁなんて思いながらペラペラ参考書眺めてました.

再び顔チェックのため退室入室.問題が配られて

数学の試験がスタート!

微分方程式フーリエラプラスはおさえて線形代数複素解析のどちらかをとろうという戦略.

まず第1問の微分方程式をみる.ま、まぁ一般的な感じかな?これは解こう.

第5問のフーリエラプラスをみる.oh….フーリエやんけ、、、しかもなんかぱっと解き方思い浮かばへんで、、

第2問の線形代数はどうなのかしら.うーーーんはじめはただの計算やけど,後半わっかんねえな……

第3問の複素解析はと……ふんふん一般的な、定積分を複素積分で解くパターンのやつか.これはなんとかいけそうか?

第5問はどんなんやったか忘れたけど,なんかやめとこうってなったんやと思います.

ってことで,第1問から取り掛かる!

オイラー型だったと思うんですが,なんか解き方ど忘れして,必死に解法探してましたが,焦りからどうにも思い出せなかったので,第3問に凸.この辺りはやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい、、、やばいよやばいよ(CV:Mr. Tetsuro Degawa)って感じでもう半泣きでした.ただ,第3問はそこそこしっかり書けて,8割〜9割いけるかな…?と思いつつ第1問に戻りました.するとオイラー型の解法やっと思い出して,なんとか半分くらいは書き上げました.

で,よ.線形かフーリエか……残り時間もかなり限られててすんごく悩んでフーリエにトライしましたが,小問1以降まーったく解き方わからず、、、、仕方なく全部解答にばつして,線形代数に取り掛かりました.が,こっちも3〜4割程度しか解けず,タイムアップ…

ズーーーーーーーン↓↓↓↓↓

これはしんだ…………5割くらいや……

1日目はこれにて終了.

失意の中,宿泊先へ.

まぁ終わったことは仕方ない.専門で卍解や!!!バンッッカイッッ

なにより数学やTOEFLからの解放…………長かった……

帰ってからはだいぶ疲れてしまって,各科目のノートをぺらぺら目を通したくらいであとはゆっくりしてました.

23:00くらいに就寝.

2日目

翌日は6:30くらいに起床.さぁ最終日!気合い入れていくぞーー前日の反省を活かしてコンビニでお昼を買い,試験室に凸.みんな自分のノートやルーズリーフをみてる感じでした.

そして午前の部がスタート!

作戦としては,流体,推進はおさえて材力とシステムのいける方をとる!って感じだったので,何はともあれ流体に突撃.はじめは圧縮性流体のお話.心の中でガッツポーズ.これはいける!というこでつらつら解いてたんですが,ある証明問題で,何度か見たはずなのにまたしてもど忘れ.ホンマになんでこんな記憶力カスなん???老人かよ…………

て具合でほんまに思い出されへんくてとりあえず飛ばして推進へ.推進はジェットエンジンのお話!これは得意なとこや!ってことでブワアっと書き連ねて最後まで到達.これ9割いったんじゃね???ヒャッフゥ〜!!

その流れのまま第2問材力へ.あれ?めちゃくちゃ振動やん.てことで丁寧に立式.計算.ただ,ここもすっごいど忘れして不安になりまくりました.俺氏本番に弱すぎ.そんなこんなで第1問に戻る.さぁここの証明どう書くか…全く思い出せん.待てよ?その次の問題に示されてた式強引に変形して,近いとこに持っていけば……ってことでスタートとゴールを無理矢理中盤に近づけて,全く計算過程示してないけど,これとこれが同値!!!!って強引に証明書きました.(かなり怪しかったんですが,得点開示結果的に丸もらえたんだと思います笑笑)

触れませんでしたが,システムはロケットの姿勢制御系の問題でした.他の問題が無理そうだったらこっち解いてましたね.この本に載ってる内容でした.

宇宙工学入門―衛星とロケットの誘導・制御

宇宙工学入門―衛星とロケットの誘導・制御

手に汗握る攻防を経て午前を乗り切りました.無い知力絞ってしにそうや.

むしゃむしゃ前日と同じ場所でおにぎりを喰らいながら,制御に目を通します.

次制御きてくれよ〜〜っていう祈り

そんなこんなで午後の部スタート!!

流体さんどんな具合でっか?

おっ割と普通の流体力学!ここはとれそう.ってことでつらつら書く〜〜っと.いい調子!

さてさて材力はどうですかー?

出、出やがったな弾性力学!!!お前は本当に嫌いだ!!誰が解くか!!次!

システムさんはと

……

シュッッッッッッッ(光速でページが飛ばされる音)

なんだ今の????????

念のため確認.なになに,

あなたは航空会社の社長です.新型の航空機を導入します.考え得る問題と解決策を理由とともに5つ書いてください.

うん.いや,うん.

傾向変わりすぎヤナイカーーーーーーーーーーイ

はいじゃあ答えるね!ってならねえよバカヤロウなんでちょっと小論文風になってんだよ!チキショウ制御の勉強時間返せよバカァウッウッ

ぺらり推進.

なにこれ,お椀の中を球が回る.

推進とは?????

しかも,磁場生じてもーてるやん……

バイトで高校生教えててよかったァァ〜〜ローレンツ力なんてやらなきゃ忘れる.でもまぁなんかこれいけそうやな.ってことで,この問題解いてみたら案外最後の方までいけて,推進ゲットォ!って感じでした.

さて,残るは,宿敵弾性力学か小論文か……

小論文って採点基準不明やん?なんか面白い問題とか解決策とかこんな短時間で思いつかへんし

という思考のもと

宿敵弾性力学に挑む.

これでもチラッと勉強したんやゾゥってことで1問目はなんとか書けた!2問目はなんか適当にごまかして書けたけど,3問目はもう無理やな.

って具合でペンをそっと置きました.

午後も無事終了.

終わったアアアアア!!!!

自大の院試が終わった後も1週間以上勉強漬けの日々……全力出し切ったでこれは.

しばらく勉強はいいや笑

なんて思いつつるんるんで帰りました.

ただ,まだ面接が残ってたので, 帰り際に航空棟の掲示を見に行き,面接の時間帯を調べました.このタイミングでやっと面接の時間分かるんで,注意ですね.僕はお昼からだったので,ゆっくりできる〜〜!と喜んでました.その日は羽目を外しすぎず,面接で答える内容なんかを考えてました.

3日目

スーツを着て,少し時間に余裕を持って出ました.スーツをこっちまで持ってくるのすげえめんどくさかった.蓋開けてみたら内部生を中心に私服が結構いたので,私服でもいいかもです.ただ,心象的にはスーツの方がいいでしょうね笑

就活とかもそうですけど,ほんまくだらん慣習やと思いません?服装でそいつの能力分かるんかい.そんなくだらんことで人切ってんと人事は人を見る目を養えよってね.つまらん愚痴でしたすみません!!

お昼は学内に軽トラック屋台でやってくるタンドリーチキン丼みたいなやつ食べました.これがまぁ激ウマで.東大生ずるいわ.ってなってました.

時間が来たので,待合室に入室.点呼がとられて,番号順に呼ばれて別室の前で声がかかるまで待ちます.

いよいよ順番が!

ここからうろ覚えですが,面接再現してみます.面接官は3人でした.

デ「失礼します.受験番号〇〇番の□□です.よろしくお願いします.」

面接官A「どうぞ座ってください」

面接官A「ではまず,2日目の専門科目の試験の感想を聞かせてください.どの問題を解きましたか?」

デ「午前も午後もシステム学以外を解きました.出来としては全体で6割〜7割くらいだと思います.流体と推進は比較的良く解けたのですが,固体力学の分野が苦手なので,あまり解けませんでした.」

面接官A「では,東大に入ったらどの分野の研究がしたいですか?」

デ「分野としては大きく2つありまして,推進とシステム学に興味があります.推進では〜〜や〜〜の研究に興味があります.システム学の分野では,〜〜や〜〜に関する研究に取り組んでみたいです.(そこそこ具体的に話しました)」

面接官B「システム学の〜〜の研究というのは具体的にどういうことですか?」

デ「(えええさらに具体的に???)えー〜〜において〜〜が重要視されています.〜〜を〜〜するような技術の開発などに取り組みたいです.」

面接官B「なるほど.〜ということですね.」

デ「はい. (ふう危なかった)」

面接官A「なるほど.では次の質問です.大学ではどんな研究をされていますか?」

デ「研究室は構造系で,〜〜の振動の〜〜を調べています.」

面接官B「固体力学苦手なのに,研究室は構造系なの?」

面接官C「私もそれ気になった」

面接官一同 ワラワラ

デ 「あっいやっそれはその、ですね、、研究室配属で希望のところにいけなくてですね、、これから卒業までがんばって勉強したいとおもっています!!!!」

面接官一同 爆笑

面接官B「そうですか笑 分かりました笑」

面接官一同 (もう質問ない?ない?おっけー)

面接官A「それでは,以上で面接は終了です.お疲れ様でした.」

デ「ありがとうございました.」

というような具合でした!基本的に和やかな雰囲気だったので,気負いせずに受け答えできました.

これで院試すべてを終えました.

自大の院試が1週間前にあったり,とってもバタバタした半年弱でした.

その後2週間くらい自主休息をとり,晴れて卒論地獄へと落ちたのでした笑

今回はここまでです!コメント等あればお願いします〜〜!

コメント

  1. にっしー より:

    初めまして!
    とてもためになるブログで楽しく拝見させていただきました!
    私は今、他大の航空宇宙工学科に在籍しているB3で、東大院の航空宇宙工学科を来年度志望しようと思っています。そこてお伺いしたいのですが、研究室見学はどのように行ったのか、体験談をお聞かせしていただきたいです。
    お忙しいとは思いますが、何卒宜しくお願い致します。

    • デイビッド デイビッド より:

      にっしーさんコメントありがとうございます。そう言って頂けると励みになります。研究室見学のお話ですが、是非記事にさせていただきたいと思います。また執筆いたしますので、しばしお待ちいただけると幸いです。