はや2、クレーターを視認! | デイビッドの宇宙開発ブログ

はや2、クレーターを視認!

みなさん、こんにちは、こんばんは!デイビッドです!

クレーター見つかりましたね!!

4月5日に、SCI衝突装置を用いて、行ったクレーター生成実験。

分離カメラDCAM3による観測でも、衝突の様子が確認されてましたが、

ほんとのほんとにぶつかったのか、というところを確認するのが、今回の降下観測運用の目的でした。

昨日は、この運用の後半に参加しておりましたよ〜!

ちょうど、画像が降りてくるタイミングで、大変盛り上がっていました!

公式のGIF画像。

黒く見えているのは、中の岩石が露出しているからだそう。

完璧な証拠品すぎて、やばい。

前回の記事

はや2、世界初の小惑星人工クレーター生成に成功!
こんにちは!デイビッドです。またしても、はやぶさ2が、やってのけました。小惑星への人工クレーター生成。クレーター生成のメカニズムの解明に役立つと考えられています。SCIとは、Small Carr...

でもお話ししましたが、そもそも、

人工的に、小惑星にクレーターを作ったのは、今回が世界初です。

実は、アメリカが彗星に弾丸をぶつけたことがありますが、詳しい観測はなされませんでした。

やはり、ただぶつけるのと、ぶつけて、その様子を観察できるのとでは大きく違いますよね。

好きな人に一方的に告白して、満足するのと、返事が返ってくるのを待てるのとでは大きく違います。(意味分からん例えやーめーい)

今回は、得られた可視の画像データのほか、TIR(中間赤外カメラ)による撮影データなどもあります。

中間赤外カメラでは、ざっくりいうと温度分布が分かります。

皆さんご存知のサーモグラフィーてやつです。

その、温度分布から、小惑星表面の粒の大きさや、材質などを特定する手掛かりを得ることにつながるみたいです!

あ、ちなみに、一部報道で、間違って伝えられているようですが、

クレーターの中心、つまり弾丸が直撃したであろうところは、

黒い丸の部分です!

今後は、できる限り、この作ったクレーターに降り立って、前回とは異なる、内部に含まれている試料を取る方向で、運用が進んでいきます。それがダメでも、もっと近くに向かい、詳しく様子を調べることも考えられています。

その際、問題になるのが、表面の温度。7月ごろになると、リュウグウが夏を迎えてしまって、熱々になってしまうんです。そこにはや2くんを送るのは酷ですよね、、、

ですので、時間との闘い!

応援よろしくお願いします!

それでは、また!!

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