【高校生必見】予備校チュータ歴4年の東大院生が教える!模試の活用法!

こんにちは.デイビッドです.

今回は,大学受験に向けがんばる高校生のために,「模試の活用法」についてお話します.

これから高校生の皆さんは沢山の模試を受けることになると思いますし,受けてきただろうと思いますが,ここでもう一度模試の重要性とその活用法について考えておきましょう.

模試が重要な理由

模試が重要だという理由は大きく3つあります.

現在の学力を知ることができる

周りとの差を知ることができる

良い問題が出題される

まず,一つ目の現在の学力を知ること.これは当たり前ですが,意外と皆さん,返却された点数に一喜一憂して終わりだと思います.偏差値どうこうではなく,間違えた問題の内容にフォーカスしましょう.なぜできなかったのか.できるようにするには具体的に何をすればよいのか.自分を分析することが何より大切です.しっかりと向き合いましょう.

次に,他の受験生との差を知ることができるということです.これは偏差値や学校内順位からわかることです.自分がどのくらい頑張らなければならないかが分かります.これは特に,大学別の模試などで重要になってきます.というのも,受験する層が,およそ本番の受験生のレベルに近い,もっといえば本番で戦う相手たちそのものだからです.

模試は長くてハードですが,正確に自分の実力を知るためにも,途中で諦めたりせず,最後まで自分の力を出し切ることが重要です.

最後に3つ目,大手の塾などでは特に,講師陣によって考え抜かれた良い問題が模試の問題には沢山あります.つまり,模試は,受けるだけでは勿体無いわけです.模試で分からなかったことは自分の弱点であり,裏を返せば,『成長できるところ』です.苦手を減らせば当然成績はアップします.

自分を分析する,また,良問を演習する,という意味で,模試の復習が重要になってきます.

次にその模試の復習の仕方についてみていきましょう.

模試の復習の仕方

復習においては,間違えた問題を原因別に分類することがポイントです.具体的には以下のように,

(A)既習の分野だったけど忘れていた

(B)ケアレスミスで間違えた

(C)未習の分野だった

の3つに分けます.そして,それぞれの復習で,

  1. (A)の問題の復習

(A)の問題を解答するのに足りていなかった知識を確認し,覚え直す.その際,覚えるべき知識だけでなくその周辺の内容も少し復習すると,間違えた箇所が他の単語やストーリーにリンクされやすくなって,さらに記憶の効率が上がります!

  1. (B)の問題の復習

ケアレスミスだって立派なミスです!

なぜミスしてしまったのか,どうすればミスを減らせるのか真剣に考えましょう.

かくいう私も高校生時代,計算ミスが減らずに悩んだことがあります.考えた末,計算ミスをするたびにノートに,日付とその内容を記録していくことで,どのようなミスが多いのかを客観的に見える形にでき,最終的には同じようなミスを意識的に防げるようになりました.

  1. (C)の問題の復習

こちらは,公立の高校生の方は多い場合もあると思います.余裕があれば,先取り学習して,問題を理解し,解けるように頑張りましょう.ただし,あくまでも,(A), (B)の問題を全て復習できてからで大丈夫です.

そして,具体的な復習の仕方ですが,私のおすすめは,問題をコピーして切り貼りすることです.基本的には,見開きである程度完結するように使っていくのが理想です.

ノートの左面に問題.左面から右面に改めて自分の解答を書きます.

次のページの左面に本当の解答解説.右面に解答解説を見ての気づきポイント.解答作成のやり直し.等を記入します.

そして,その次のページ以降に,間違えた問題に関連する問題を問題集や教科書,塾のテキスト等からもってきてコピー.また切り貼りします.その問題を解く.その上で,忘れていたことがあれば,順次書き足す.

このようにすると,間違えた問題を中心として,その分野周辺を対策することができて,効率がいいですし,一冊で問題と解答すべて見られるので,中身の詰まったノートになり,非常に有意義です.

模試の注意点

最後に注意点です.よくいるのが,名前・受験番号書き間違い,書き忘れです.

本番じゃないからといって気をぬきすぎるのはよくありません.模試には,本番さながらの雰囲気を味わうという役割もあります.そう考えると,本番で受験番号の書き忘れなんてありえないと思いませんか??模試では,監督の人が親切に伝えてくれる場合もありますが,本番はそんなに甘くありません.

実際,私の知り合いに,名前を書き忘れたために,志望校合格に1年余計にかかってしまった子がいます.そうならないためにも,重要だという意識をもって日頃から試験開始直後に名前・受験番号を書き切る癖をつけておいてください.

それから,開始時間の5分前などに到着する人がいますが,本番でそんなことしませんよね??せっかく時間を割いて受けるんですから,はじめの模試全体の指示等も聞き逃さない,心に余裕をもって試験を始めるためにも,15分くらい前には,入室するようにしましょう.

まとめ

模試は,現在の学力を知る,周りとの差を知る,良問演習になるという点で重要です.また,模試の復習は,間違えた問題を原因別に分類して,それぞれに合った対応策を考えるという方法がおすすめです.

復習しろ復習しろ言われてイラついた経験,誰でもあると思います.「復習する」と思うのではなく,「自分を分析する」「弱みを潰す」「自分を高める」と思うようにしてください.根性論ではなく,どうすればできるようになるか.それを考えることが,成績アップへの近道です.

今回はここまでです!!模試を上手く活用して,受験勉強がんばってくださいね!知りたいことなど悩みなどあれば,気軽にコメントしてください.

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