NASAの火星探査車オポチュニティが2月16日に,滞在5000ソル(火星日)を達成しました!!すごい!!めでたい!!
2004年の1月に火星に降り立ったオポチュニティ.
当初のミッション期間は90火星日に設定されていたそうです.
火星日というのは,火星における1日のことで,地球よりも39分長いです!
それが5000火星日まで伸びるなんてどないなっとんねん!!って話ですが,まだいけるやんまだいけるまだいけるやんを繰り返してなんとミッション延長を10回も行ったんだとか.いまや滞在14年です.オポチュニティを作った技術者が優秀だったんでしょうね〜!
オポチュニティはクレーターの中に着陸したのですが,クレーター内の石を調べると、そこが古代の海だったことが判明!
火星の石を調べていくにつれ,実は火星の水はダイナミックな変遷を遂げていたことを発見しました.調査の結果,塩分が濃い水もあれば、真水もあったことが判明.また,深い部分や浅い部分があることも分かりました.
2005年には火星の表面に大昔に落ちた隕石を発見.その隕石が火星に来た時,火星はかなりの水が存在し,大気も厚かったと分かりました.
これまで大いに活躍してきたオポチュニティ.今後も活躍が期待できるかもしれませんね!
火星は直近で人類の移住への可能性がもっとも高いと考えられている惑星でもあります.
(c)NASA, ESA, the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), J. Bell (Cornell University), and M. Wolff (Space Science Institute, Boulder)
火星はどんな星なんでしょうか?
火星にも地球と同様,薄いですが
大気が存在します.
その成分のほとんどが二酸化炭素となっています!
気圧は地球の100分の1程度.
平均気温は-55℃という極寒の星.
表面の赤さからすごく温度が高いイメージですが,実は超寒いんですね.
ちなみに表面が赤いのは,表面の岩石の主成分が赤錆(酸化鉄)であるためです.
また,重力は地球の3分の1.スキップが捗りそうです.探査機による調査で,火星の地下には多量の水が凍った状態で存在することが明らかになっているそうです!
ところで,火星といえば,皆さんにおすすめしたい映画がありまして,
それがこの「オデッセイ」
(邦題がオデッセイで,原題はMartian)
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簡単にストーリーを説明すると,
NASAの有人火星探査計画が実行中という背景で,宇宙飛行士の1人である主人公のワットニーが,不幸な事故により火星に1人取り残されてしまいます.通信手段もなく次の宇宙船が来るのは4年後.絶望的な状況に直面したワットニーは諦めるのではなく科学を武器に生存を試みます.食料や水,通信手段の調達……たくさんの障壁が立ちはだかる!果たしてワットニーの運命はいかに!!
とまあこんな感じです!
この映画のおすすめな点は,SFはSFでも現実に近いSFだということです.
例えば,実際にNASAで研究されている技術などが作中に現れるほか,ワットニーが科学で物事を解決していく姿はフィクションと呼ぶには現実的すぎます.また,宇宙開発や宇宙工学の難しさ・面白さが分かるような要素が随所に見受けられます.
この記事を見てくださっている宇宙工学に興味のある皆さんなら楽しめること間違いなしです!
僕は好きすぎて原作買って読んでます.
絶望的だが諦めないノリノリなワットニーのログ(日記)をベースに話が展開されていきます.映画観てるのでイメージが湧きやすくて飽きないですね!
The Martian (Movie Tie-In EXPORT): A Novel
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こないだ本屋行ったらこのAndy Weirさんの新しい小説が出ていました!
次は月面基地を舞台にしている模様!
映画化も決定しているそうなのですごく楽しみです!
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余裕があればこいつにもチャレンジしてみようと思ってます!
民間も熱い!!
宇宙開発の歴史を簡単にまとめています!
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