【面接情報多め】学振特別研究員DC1になったので,経験談を話す。

はいどうも皆さんこんにちは。M2のGW学振に消えがち。よろしくお願いします。

新型コロナウイルスの影響もあって,大変な時期ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回は備忘録がてら,学振DC1に採択されるまでのお話をしたいと思います。といって今年の学振の申請時期が終わってから出すあたりが無能ですよね。なのでブラウザバックしてください。(やめて)

申請書作成

業績ペラペラ

意識し始めたのは4月頭頃です。M1の頃は,漠然と就職したくなかったので,就活せずに研究というかタスクというかでてんやわんやでした。2月頃やっと修論のテーマが決まったので,申請書作成する際に心配だったことは,成果がないことでした。加えて,研究室内で前身となる研究がなかったこと。これは,先輩が少し進めてくれていた内容しか書くことがなくてそれをこれまでの研究状況の部分に書かざるを得なかったです。通ってみて個人的には,最も重要なのは博士後期課程の間に何をするか,多少オリジナリティのあることを計画できるかだと思います。その辺りを上手い感じに言いくるめるのだけは比較的得意だったのでよかったんですが,修士から大学を変えたこともあって,研究業績と呼べるものは薄くてそこも心配でした。要するに何かと成果や業績の薄い私でも,学振DC1に採択してもらえたということです。なので業績のある人は本当に自信を持っていいと思います。

先輩の威を借り,素人の利を借る

申請書を書く上で,研究室でDC1やDC2に採択されていた先輩が5年間で4人程度いたので,その先輩の申請書は非常に参考になりました。ですが,基本無計画で申請書作成もギリギリになってしまった私は,誰にも見せずに出すという今思えば本当に馬鹿なことをしました。微妙に完璧主義なのでできていない段階で見せるのに抵抗があったのもあるんですよね…悪い癖です。皆さんは必ず第三者(分野外とか学振取ってる取ってないとか関係なく、家族や友人でも良いと思います。)に見せてください。もちろん研究で成し遂げようとする課題と解決方法の素晴らしさは評価されるべき点ですが、それ以前に文章にストーリーがあるかとか日本語がおかしいなど、は内容に追いつけない分素人の方が気付けます。

自己流

私の書き方としては,まずエッセンスとなる事柄・文章あるいは段落レベルの文章を箇条書きでEvernoteに書き溜めておいて,それをパズルのように置いていって,構成していく感じです。関係ない話ですが,Evernoteヘビーユーザーで,課金してます。とりあえずなんでも思いついたメモとかちょっとした文章を入れておいて後から検索できるのが本当に便利なんでこういう機会に利用してみることをおすすめします。研究計画が大事だとか業績が大事だとか諸説ありますが,自己アピールの欄も重要だと思ってます。この辺は就活経験者は強いですね。どんな些細なことでも,強そうに書くセンスが求められる気がします。

面接

他人に見せてれば…ねぇ…

なんや通ってへんやん。というツッコミが聞こえてきそうですが,そうなんです。まさに,人に見せなかったことが面接なし合格できなかった最大の理由だと思っています。

実は,秋頃に体調を崩して何かと鬱々していた時期があるんですが,そんな最中にこの連絡が舞い込んできました。正直ダメだろうなと思っていたので,びっくりしましたが,当時の私は研究活動とか身の回りのことに疲弊していて,複雑な気持ちでした。ですが,ある意味この連絡を受けたことが立ち直りのきっかけだった気がします。体調も比較的良くなってきたところで修論に向けて研究を再開させつつ,面接のプレッシャーと闘いながらの日々でした。正直精神状態があまりよくなかったので,この面接に対して非常に後ろ向きでした。家族の助けもあって,なんとか資料を作成し,当日を迎えました。

体験談

学振の面接は一人の持ち時間が10分で,そのうち4分が発表,6分が質疑応答です。4分。スライド4枚。短いのがいいのか悪いのかは人によると思いますが,事細かに伝えている暇はなく,学振からの要請で,研究の立ち位置,研究課題と解決方法,研究の独創性を入れることは求められていました。とはいえ,ストーリーを伝えなくてはいけないと思ったので,

  • 研究の背景・意義
  • これまでの研究(従来手法と解決方法の比較)
  • これまでの自身の研究成果
  • これからの研究(研究課題と研究目的)
  • これからの研究(解決方法とアイデア)
  • まとめ

という形で,時系列に沿って話しました。

この面接で特に意識したのは,はじめと終わりで研究の意義,社会に与える影響の大きさを強調することでした。まとめのスライドは研究のストーリーをrecallするのにとてもよかったので,おすすめです。以下に詳細はなんとなく隠しますが,私が実際に使ったまとめのスライドをあげておきます。なんか何にも伝わらないですが笑 私はよく丸とかバツを使ってぱっと見でその良し悪しがわかるようなちょっとした工夫をしています。結果と考察の混同ともとれますが,プレゼンの場合聞いている方からすればその結果が結局良いのか悪いのかまず頭に入れて聞いていたいですよね。何より今回は4分という劇的短さだったのでシンプルに、

めっちゃ悪いので良くします、これで良くします、新しくて良いです、すごいです。悪いのを良くするのですごいです!すごいです!というストーリーにして誰にでも伝わるよう意識しました。(IQ3)

申請書ではさすがにもう少し詳しく書かなくてはいけないですが,大筋はいつもこれだと思っています。

審査員は全部で10人程度でした。2つ前頃から部屋の外の椅子で待機。一つ前あたりになると本当に緊張しました。これで1000万か0かだ…なんてこういうときほど考えてしまうんですよね。入ったら自分のPCをプロジェクターに繋ぎます。あと,スーツで行きましたが,そうでない人もいたので,別段大丈夫かもしれません。

質疑応答

質疑応答では,以下のようなことを聞かれました。

これまでの成果に関連して,有効性を部分的に確認した,と述べたところ,「何%くらい達成できているのか」

研究の内容に突っ込んだ話で,「提示した解決方法も従来と変わらず,ある点については不利なのでは?」

テーマ名の中にあった「言葉の意味はなんですか」

「従来手法では必要であったことを行わない方針か」

「宇宙機以外の応用先はありますか?」

割と,研究の内容に絡む質問が多かった印象でしたが,より専門的な質問は飛んでこなかったです。しっかりと研究の内容を理解していれば答えられる質問ばかりでした。質疑応答でほぼ淀みなく答えられたので手応えはありました。

終わりに

結果は,12月28日とかだった気がします。通っていたときは,大喜びというより,心底ホッとした気持ちでした。就職することもできたでしょうが,博士進学を決めた以上,生活費を得られるか得られないかですから,死活問題です。当然ほかにも奨学金はありますし返還免除の期待できる貸与もありますが,それらのために書類を用意する時間・労力で体力・メンタルをもっていかれることを思うと憂鬱です。

てかまじでデフォルトで博士学生の学費タダにしろよな???

よく言われることだと思いますが,学振の申請書は就活でいうESに相当しますし,他の奨学金の申請時にもかなり使えるので,頑張るにこしたことはないですね。

申請書の話の方が需要があるとは思うんですが,わりと記事がネットにたくさんあふれてますし,今回は面接中心にお話ししました。今度は,採択後の手続きうんぬんがなんやかんや,ややこしいのでお話しできたら,と思います。

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